こんにちは!今日は、オウンドメディアを作る時のポイントをまとめてくれているおススメの本をご紹介します。
個人の方や会社員の方でも、自社ブログなどのオウンドメディアに携わる人も多いのではないかと思いますが、そんな方にピッタリの本です。
それがこちらです。
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『オウンドメディアの作り方』
(鷹木 創 著/出版社:BNN)
変化する企業とメディアの関係
以下、本の内容をまとめてみました。
変化する人々の興味
人の興味がどんどん細分化し、単なる機能や商品自体ではないところに人が反応するようになっています。
たとえば明治の「ザ・チョコレート」がヒットしていますが、これは人は純粋に味だけで買っているわけではない。美味しそうだから?パッケージが可愛いから?話題になっているから? これら全て、話題も含めて「コンテンツ」になっているのです。
コンテンツ力とは?
人のエモーショナルな部分に、「ああ、こういうふうに使いたいな」という共感や「真似したいな」という憧れの気持ちを想起させることができる、これが「コンテンツ力」。
オウンドメディアの役割
良いコンテンツとはなにか?
良いコンテンツとは、人に影響を与えて行動を変える力があります。
では悪いコンテンツとは何かというと、伝えても伝わらない、人に無視されてしまうものです。
誰のために作るのか?
メディアは発信する側と受ける側を結ぶもので、そこに読者がいなければ成立しない。
自分たちのコンテンツをただ流しているだけだれば、これまでのコーポレートサイトで十分なはず。そうではなく、メディアをやるのであれば、だれが受けてで、その人にどうなってもらいたいのかを考えることが大切。
オウンドメディアの目的を明確にする
オウンドメディアを作る際は、以下の点を明確にしておくことが大切だそうです。
- 目的は何か?/
- 対象とするユーザー/
- ユーザーにどうなってほしいのか?
目的設定
まず、オウンドメディアの目的をはっきりさせることが大切です。
「ファンを作りたい」、「商品を売りたい」、「ブランドイメージを高めたい」、「自分たちの活動を知ってもらいたい」、「業界全体の認知を広げたい」など。
ただ、オウンドメディアは直接売り上げに繫がるというよりも、まずは知ってもらい好きになってもらうことで、何かあった時に選ばれる可能性を高めておくことが大切です。
ターゲット設定
重要なのはコンテンツマーケティングを届けた先で、読者が何を受け取り、どう行動していくか(どう行動してほしいか?)ということです。
指数で評価する
やみくもに数字だけを追うのではなく、やはり目的に対してどういった成果が出ているか?ということを見ることが大切です。
一般的にWEBでは、「いいね!」やリツイートなどのソーシャルアクションの数をエンゲージメントに置き換えて考えることが多い。つまりこのエンゲージが多ければ多いほど、より多くの人に愛されていた、影響を与えたという評価になります。
(※ ウェルクの事例をもとに、ページビューや滞在時間が多い(長い)サイトでも、「いいね」が少ないものは、人の気持ちを動かすパワーが無かったもの、という評価もできることを解説。)
コンテンツを作る
どんな記事を書くのか?
「どんな人に届けたいか?」ということを考えた上で、記事の内容を決めること。
プロではない見せ方
たとえばオウンドメディアでは自分たちなりの記事を作成して、自分たちでは作れない記事は専門のメディアに任せる、それを組み合わせて拡散する、というのも一つの方法。
(※ 記事内で参照しなくても、ついったーやフェイスブックで拡散する際にふれる。)
やらないことを決める
「やらないことを決めることも大事。そうでないと、なんでもやることになって、収集がつかなくなる可能性もある。
企画のアイディア出し
月10本記事をアップするとしても、企画案は100本あった方がよい。10本の企画案に対して、10本の企画しかなかったら、一つも落とせないということになる。
読者とのコミュニケーション
メディアとして読者と直接つながりを持てることは最重要課題。まさに直接読者と接触する機会が持てる(持ちやすい)のがオウンドメディアの醍醐味。
(※良いコメントには反応しやすいと思いますが、ネガティブなものに対してはどうするのがよいのでしょうか?著者は反応しない方が良いとのことですが、数が多い場合には、対応が必要とのこと。詳しくは著書をご参照ください。)
★炎上した場合には?
炎上した場合にはやることは2つ。無視かコミュニケーションの2択しかない。事実関係を把握した上で、必要な場合には「ごめんなさい」ときちんと謝ればよいとのこと。
一番やってはいけないのは、「そんなつもりではありません」
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いかがでしたでしょうか??
こちらの本では、上記以外にもオウンドメディアの事例をまじえて解説しており、掲載できていない内容も盛りだくさんですので、もしご興味があればぜひ読んでみてください。